心を満たすビーズ

ごく最近になって、ようやくビーズに親近感を憶えるようになってきました。
これまで長い間、ビーズに対して複雑な思いを抱いていたからです。
おそらく今後もその傾向は続くと思われますが、少しだけ心を満たしてくれる物になるかもしれないと考えています。

ガラスビーズ破棄事件

幼い頃、引っ越しの準備をしていた際、倉庫から幾つものガラスのきれいなビーズを糸に通した束が出てきました。

父の仕事関係の物らしかったのですが、母が突如としてヒステリックに怒り出すと、全て目の前で破棄されるという出来事がありました。

幼い女の子にとっては、まさに見たこともないような宝物であったため、相当これはショッキングな出来事でした。

ちょっとおままごとに使う分すら手に取ることも許されず、一言も文句を言うと叱り飛ばされ押し黙らなければならなかったことは、今でもトラウマです。

心が満たされないアクリルビーズ

最近のパワーストーンブレスが流行るよりずっと前に、ニューエイジカルチャーによるクリスタルヒーリングブームがありましたが、その頃はビーズやブレスレット類は人気がありませんでした。

その流行が終焉した後に、手作りビーズアクセサリーの流行があり、ビーズや金具パーツを多く取り扱う問屋が人気を呼び、直営店を出すようになりました。

その時期に、アクリルビーズを購入してみたものの、夢中になれず、安っぽいビーズを無駄に残すことになりました。

アクリルビーズは透明ですが、ガラスでも天然石でもなく、やはり安っぽく心を満たすものではありませんでした。
これが、二度目の喪失感です。

天然石ビーズに対する気持ちの変化

その頃に、宝石に関する博物展を見た折、記念品コーナーで気軽に購入できる鉱物見本のような小さな丸玉セットを購入しました。

販売の女性から、穴が開いておらず使えないのですが良いですか、と聞かれても、当然OKと答えました。

ビーズのように穴が開いている石なんてとんでもないと、アクリルビーズのイメージを強く持っていた自分は、納得して購入したのですが、今現在それを見ると、やはり穴が開いていた方が良かったと思いました。

それにしても、市場価格1粒20~30円程度の物を300円でよく売れた時代です。

昔の古いトラウマめいた気持ちは、実は今も消えていません。

今でも、過去の喪失を補うべく、後に似たような物を買い集めるという事には至らず、むしろ不信感や喪失感を怖れてビーズ関係のお店には近寄らないくらいになっていました。

透明なものや結晶は好きなのですが、未だに天然石ビーズを沢山取り扱うお店には、1度も目の前を通っても足を踏み入れたことがありません。

しかし、天然石のビーズには、アクリルにはない心を満たしてくれそうな何かがあることを少しだけ期待しています。

ただし理性は、長く使用できるブランドアクセサリーを買うべきと理解しております。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です